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June 2011

Still Struggling

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先日開催されたcomrade vol.1にて配布された小冊子に,僕らが寄せた書き物を以下に転載します.comradeに感謝しつつ.
内容はざっと近況報告のような感じです.よかったら一度読んでみてください.

"僕らのいま、僕らと音楽"

200kmほどの距離は,時間の問題でしかない.そう感じる時もあれば,一人淡々と車を走らせる中,距離以上の何かみえない塀のような隔たりを感じる時もある.

僕が再就職のために大阪から名古屋に越してきて,早3度目の春を迎えた.実にあっという間だった.

今回comradeからバンドについて「書く」という機会をいただいた.そこで,僕らは僕らのここ数年の生活と正直な心境をつらつらと書かせてもらうことにした.

まず, 喜ばしいこととして真っ先に書きたいのは,木村家の挙式があと僅か5日後に控えていること(むちゃくちゃいい結婚式でした).宗太郎は,先の人生に希望を描きにくかった前職を辞め転職もした.小売業のフルフィルメントセンターでの勤めはクライアントの満足度に直結する.そのため常に柔軟な対応が求められ,平日は朝から晩まで仕事だけで手一杯な状況が続いているようダ.そんな状況の中で長年育んできた二人の絆を,これからの人生の糧にしていってほしいものダ.

次に続く喜ばしいことは,榎本家にもうすぐ第二子が誕生すること.子どもに恵まれた夫婦共働きの核家族にとっては,日常生活そのものがタイトロープを渡っているようなものだろう.そこに加えて榎本はメディカルエンジニアとして病院に勤務しているのだが,最近になって職位も上がり仕事と職責が増え,休日確保にさえ苦労している状況.

石本家は家を買った.家族が刻んでいく足取りを,家族で振り返ることができるキャンバスを買った.イッシーがプログラマーとして勤務するIT関連の職場が,クライアントに対する安心をより強固にすることを目的に,つい最近365日稼働となりシフト制勤務の導入を決めた.これまでは,時々徹夜が続く状況があったようだが,これで緊急の出勤要請は減るんだろうか.とにかく,無理ない程度にフツーに頑張ってほしいものダ.

わが家は,昨年息子の誕生に恵まれた.日々子どものもつ力に触れることができる小児看護師兼大学教職員としての仕事には,幸い使命感すら持って臨ませて貰っている.仕事は休日返上も多いけど,数ヶ月先の予定は比較的把握しやすい状況ダ.

このように,僕らは淡々とそれでいてがむしゃらに日々の生活を送っている.

そのため,folioの活動として全員が揃う日は月に1〜2回あればまあ良い状況ダ.だから,バンド活動に関しては非常に歯痒い思いをしている.
ライブについては,自主企画で発信していきたい気持ちはあるけど,まず立てるべき自分たちの予定が一番危うい.幸い今回のように,企画に誘っていただく機会にはまだまだ恵まれている.でも,日程さえ調整できれば出たいと思うものの,結局調整できずに断らざるを得ないことが多いのも事実.
「folioは誘っても無駄だ.」そう言われても何らおかしくない状況が続いている.今回は,実にギリギリの所まで待っていただくことができたために出演にこぎつくことができた.むちゃくちゃ感謝していますcomrade!!

僕らにとって音楽は,心身のバランスを保つ上で欠かせないものであって,それは日常のご褒美みたいなものであったり,コトバにできない気持ちを代弁するものでもあったりする.音楽がない生活は実に想像しにくい.でも,それとは裏腹に,なかなか満足に音楽に向かう時間がもてず我慢が続き,音楽に苦しめられることも少なくない.はっきり言って,音楽を煩わしいと思う時もある.でも,そう思う理由は明白で,僕らはこれまでと何らかわらず音楽が好きで,音楽に憧れていて,音楽をしたいと思っているからダ.

僕らは,はたからみたら冷めてみえるのかもしれないし,ずる賢くみえるのかもしれない.けれど,バンド結成当初から家族をもつことに焦がれ,常に家族と仕事と音楽をバランスよく循環させて生活していくことを目標にしてきた.この4月でfolioは結成後ちょうど7年が経たったんだけど,その目標を達成していくことがどれだけ難しいことなのか,ようやく身に沁みて分かってきた気がする.

辞めたくなったらその時.でも今日みたいな企画に参加できて,akutagawaやATATA,AS MEIASなどが好きな人たちと一緒に音楽できることしかり,こうして今でも続けてきた意義を存分に感じているし,これからも続けていくことの意味を感じて行きたい.

もちろん他人の為に曲げるような音楽は全部捨てて.

それにしても,この時間に追われまくっている生活はなんとかならんもんかぇ.

文:新家一輝  編:木村宗太郎,石本高之,榎本正貴

posted at June 11, 2011